構造・耐震
- 木造より地震に強いですか?
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壁式コンクリート造は軸で揺れを受ける木造と比べ、面で揺れを受けるため地震に圧倒的に強く過去の大地震でも大きな被害はでていません。あらゆる構造の中で最も安全性の高い構造です。
- 耐震等級は?
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耐震等級3にて設計いたします。
- プレキャストは現場打ちより弱い?
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いいえ。緻密に管理されたプレキャストコンクリート建築は現場打ちと同等の強さが建築学会での調査結果からもわかっています。
防災(火災・水害・風害・土砂)
- 火災に強いですか
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躯体のコンクリートは燃えない代名詞のコンクリートです。
室内は人に優しくするため木材を使っていますが、外部は燃えにくい外装材や断熱材を用いることで外部からの延焼を防ぐことが出来ます。
その証拠に火災保険料は木造に比べぐっと安くなります。 - 水害に強いですか
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コンクリートという重い構造を用いていますので、流されることは非常に考えにくいです。
避難し遅れた場合2階、3階に鉛直避難することが可能です。 - 台風にはつよいですか?
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風速46m/秒でも大丈夫なように設計いたします。
立地によっては強化ガラスを設置したり、シャッター、雨戸を用いることでより強固に対応できます。 - 土砂災害にはどう対応しますか
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家族の守り箱は土砂災害レッドゾーンでも建築が可能です。
ただしその場合崖方向には窓を開けることが出来ません。
弊社の持つ「塀のねっこ」(プレキャストコンクリート塀)を土砂待ち受け塀として使うことにより開口を儲けることができる可能性があります。
コスト・工期
- 木造と比べて高いですか
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どうしても高くなりますが、耐久性、防災性能など価格以上の価値があると私たちは思っています。
- 現場打ちコンクリート住宅と比べて安いですか
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仕様が大きく異なるので難しい比較ですが、同じ程度ではないかと思います。
単純な躯体の場合コストメリットが出る可能性があります。 - 工期はどのくらいですか
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基礎1~2週間
+
ワンフロア 1週間程度
でプレキャストコンクリート工事(躯体)は仕上がります。
その後の内外装工事は規模・仕様により異なりますが木造と同程度とお考えください。
断熱・気密・換気
- 断熱性能はどのくらい?
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断熱等級6〜7を目標(Ua 0.3 W/m²K目安)としています。
数値がはっきりしないのは窓の面積などによって異なるためです。
家族の守り箱は標準の断熱厚さを100mm+50mm(グラウスウール)としています。
オプションで200mm+50mmとすることも可能です。 - 初期の湿度は高いですか
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どうしても高いです。
コンクリートを練るときに使う練り水の影響で1~2年程度は湿度が高めとお考えください。特に最初期は除湿機やエアコンなどを使った積極的な除湿をオススメしています。
これは後述する結露問題とは異なります。
- コンクリート住宅特有の結露はありますか
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ほぼありません。
壁紙が剥がれる、カビが生えるなど、殆どの結露の原因は無断熱、もしくは内断熱にあります。
外断熱仕様の場合壁の結露は非常に考えにくいです。
窓は高性能のトリプルガラスを用いますが、壁の断熱性能に比べると断熱性能はぐっと低いので多少結露する可能性があります。 - 気密(C値)は?
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0.3 cm²/m²を目標としています。気密測定を実施し測定データをお渡しします。
モデルハウスでは0.2cm²/m²でした。 - 24時間換気はどの方式?
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基本的にダクト式の熱交換型第一種換気装置を用います。
換気をしても部屋の温度が下がりにくい非常にエコなシステムです。
ただし定期的なフィルターの清掃が必要となります。 - コンクリート住宅は夏暑く、冬寒いと言われます
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しっかりとした外暖熱工法で、断熱等級6~7を達せ出来ますので、そのような事はありません。
一般的な木造住宅よりもずっと快適にお過ごしいただけます。
防音
- 駈体の防音性能は?
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150mm厚のコンクリート板は-50dBの防音効果があるとされています。
- 窓の防音性能は?
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標準では36dB程度の防音性能ですが、オプションで-50dB近くの性能を誇る窓もご準備できます。
- 音を出す生活でも大丈夫?
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ホームシアターや楽器演奏をするための基礎準備は標準からできあがっています。
開口部の対策をすれば一般的な防音性能を得ることが出来ます。
さらに防音性能が必要な場合は2重壁構造など個別に対応いたします。 - ホームシアターの構成は出来る?
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一般的なホームシアター構成であればお手伝いできます。
本格的なシアター作りの場合は専門の協力店をご紹介いたします。 - 防音性能を実感したい
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体感できます。
モデルハウスで50dBクラスの防音室を準備しています。是非お試しください。
保険
- 火災保険の金額は木造と比べ安くなりますか
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安くなります。
コンクリート住宅は最も燃えにくい構造とされており、木造住宅に比べぐっと保険料金を抑えることができます。各社の火災保険サイトでシミュレーションができますので、ぜひお試しください。半額以下になるかもしれません。
- 水災保険には入るべきですか?
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ハザードマップで浸水エリアとなっている場合は入るべきです。
ハザードマップは標高を基準にして作られていますので、いざというときはかなり正確な被害となります。
また、見落としがちなので要注意ですが床下浸水、もしくは40㎝以下の浸水は保険対象外ですので、それ以外の方法で対処しておく必要があります。