プレキャストコンクリート押しなのに木造?
そう思われるかもしれません。
しかしながらプレキャストコンクリート住宅はコスト、搬入など様々な制約があり大変残念なのですが、全てのお客様に提供できる物ではありません。
そのようなお客様がいらっしゃることが残念で、木造でもできることがあるのではないかと思い準備いたしました。
まずはキーとなる防災面で考えてみましょう。
地震
ポイント
- 耐震等級3
- 許容応力度構造計算
耐震等級3であれば木造住宅でも大きな被害は出にくいとされています。
コンクリート造と比べ揺れが大きいこと、繰り返しの地震に弱い可能性があるとされていることが壁式コンクリート造との違いです。
そこで私たちは許容応力度計算という構造計算を実施した耐震等級3をの木造守り箱提供します。
風害
ポイント
- 耐風等級2—許容応力度計算
あまりメジャーではありませんが耐風等級というものがあり最高等級は2です。
台風の時でも安心できる木造住宅を提供できます。
オプション
- 北欧製の強化ガラスを用いた木製サッシも選ぶことが出来ます。
- シャッターを用いることで台風の時でも安心して過ごすことが出来ます。
- 防犯フィルムなどは劣化が生じますのでおすすめしておりません。
火災
ポイント
- 燃えない外装材(窯業系サイディング、ガルバリウム鋼板)
- 外断熱グラスウールで防火処理
火事はまずは隣家からの火災を防ぐことが大事です。
そこで外装材は燃えない窯業系サイディング、ガルバリウム鋼板を選びます。
外装材
窯業系サイディング
窯業系サイディングというのはわかりにくいですがコンクリートの一種でそれを木質系の繊維で補強したものです。
鉄筋コンクリートの鉄筋が木の繊維になったと思ってもらえればOKです。
コンクリートですから火に強く隣家からの延焼を予防します。
ガルバリウム鋼板
非常にさびにくい鉄板でシャープな印象を作れます。
鉄でできているのでこれも燃えない素材となり隣家からの延焼を予防します。
外断熱
グラスウール
木造住宅で外断熱の素材を何にするかは大きな問題ですが、火災の観点から行くとグラスウールかロックウールになります。守り箱では基本的にコストパフォーマンスの良いグラスウールを選択します。
グラスウールでぐるりと家を囲んでしまうと燃えにくい素材で囲うことになりますので、火災時にはやはり有利になります。
樹脂系のボードは断熱性能、施工性ともに非常に魅力的なのですが、コストと火災対応のためファーストチョイスとはしていません。
雷
雷の被害は意外と多く発生します。
雷が近くに落ちると電線を通って雷の電気エネルギーが家屋に入ってきて、パソコンやテレビなどを破壊します。
強いエネルギーですので、必ずしも防ぐことはできませんが分電盤(ブレーカーの盤)にサージアレスタとよばれる雷防止装置をつけることができます。
電源タップやUPSとよばれる無停電電源装置にもついていることがありますが、家ごと守るのが手っ取り早い手段となります。価格もそんなに高くなくつけることができます。
実はこの記事を書いている私は会社のネットワーク機器が雷で全滅し、NHKのアインシュタインの眼という番組にも出たことがあります。その時は事務所のネットワーク機器が10台近く雷にやられてしまいました。
水害
ポイント 早めの避難と水災特約の活用
木造で最も難しいのが水害です。
ここだけは簡単にできませんが、火災保険を使った守り方があります。
多くの火災保険には水災特約があります。これは水害による災害があった場合保険が出るという特約です。
ただ要注意なのが浸水深さが40㎝もしくは床上浸水となっているのです。
ということは何とか床下浸水を防がないといけません。
一番簡単なのはコンクリート製のブロックで40㎝ぐるりと囲んでしまう方法ですね。
そうすればそれを超えた場合は床上浸水となり保険適用となります。
水害時には木造住宅は耐えられませんから、早めの避難が必要となるのはしょうがないところです。