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テクノロジー コンクリート

コンクリートについて皆さんどのような理解でしょうか?
冷たい、硬い、グレー、などでしょうか。

コンクリートはいわばいろんな形になる人造岩石で、「天然」の砂利と砂をセメントという粉末糊を水で溶かして固めたものです。

特徴としては

  • 硬い 1c㎡あたり300kg以上の重さに耐えます(30KN/mmの場合)
  • 長持ち 100年以上の寿命を誇ります(同上)
  • 地産地消 砂利、砂は近所から持ってくることが殆どです。セメントも大分は一大産地。
  • 形が自在 いろんな形に出来ます。まもり箱では板状ですが、細かい部分は凝った形状をしています。
  • 燃えない 融点は1000度以上。燃えない物の代名詞です。
  • 安い 重さの割りにはとっても安いんです。
  • 重い 1m四方で2300~2400kgと水の2倍以上の重さになります。
  • 蓄熱性 熱を貯める力が(重量があるため)大きく、上手く使えば快適家づくりが出来ます
  • 熱伝導性 熱を伝える力が大きく、うまく制御しないと住みにくい家になります
  • 物理特性 圧縮に強く引張に弱い

等があげられます。

言われてみればそうだよね、という印象だと思いますがこれを全て網羅する素材というのはないのです。
住宅に使われてる木材と、鉄を見てみましょう。

  • 【木材】腐る、形状には限界。最近は輸入材が多い
  • 【鉄鋼】腐る(錆びる)、色々な形状に出来るがコストがかかる。殆どが輸入材。おおよそ高い。
コンクリート
固さ
長持ち100年超数十年数十年
地産地消殆ど地元から
セメントの自給率は100%近い
近年では外材が多くなっている。殆どが海外からの輸入。
リサイクルが容易。
形が自在融通無碍。かなりの形にできる。様々な形に出来るが技術コストが必要同左
燃えにくさ燃えない物の代名詞
融点は1000度以上
よく燃える。燃えないが融点が低く、火事の時は強度を失いやすい。
安さ重量の割りに安い。
住宅全体で見ると高くなりがち。
安価高価
重さ比重2.3~2.4程度比重0.8程度比重8程度
蓄熱性全体で見ると高い全体で見ると低い全体で見ると低い
熱伝導性高い低い非常に高い

コンクリートは構造としては最良のものですが、人間が触れる物としてはどうでしょうかちょっと今一なのかもしれません。
そのため私たちは無垢木材のフローリング等を用いて人が触れる物に関しては、木との融合を行っています。

ただ、壁に関してはコンクリートの質感、テクスチャーが好きな方も多いのでむき出し、コンクリートそのままというのも可能です。

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